Bizarre Plants

旧 ロマトフィルム・プロストラツム

今日は久しぶりに温室の掃除をしておりました。外はいまだに寒い日が続いていますが、温室内はかなり気温が上昇しています。厚着のままで掃除などしていたのでちょっとの間に汗だくに... 。

Aloe prostrata (H.Perrier) L.E.Newton & G.D.Rowley 
basionym : Lomatophyllum prostratum H.Perrier
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写真はこのブログでも何度か紹介した記憶のある旧 ロマトフィルム・プロストラツムです。この十何年もの間手元にある植物ですので紹介したつもりになっていますが、もしかしたらこの種はこのブログでは紹介していないかも知れませんw
本種は花後の花序に必ずと言って良い程に不定芽が付きますので実生しなくともかなりの数の子孫を残せます。写真の株は4つの不定芽がそのまま結構な大きさにまで育っていますので、まるでオリヅルランのような姿になっています。

ところで本種の学名、写真の上にしっかり書きましたが、正直なところ確証を持っておりません... 。
マダガスカルの植物の大家である Werner Rauh博士のマダガスカル本 Succulent and Xerophytic Plants of Madagascar に紹介されている ロマトフィルム・プロストラツム はまさにこのタイプの地模様のあるモノなのですが、現在 ロマトフィルム・プロストラツム の名前で流通している植物の多くが違ったタイプなんですよね。どういうことなんでしょう? どなたかそこいら辺の事情ご存知の方いらっしゃいませんか? 情報宜しくお願い致します。

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by eriospermum | 2014-02-23 19:35 | succulent | Comments(5)
Commented by roka79 at 2014-02-25 10:19
私も以前からA.prostrataには疑問がありまして、模様のある緑葉のと茶褐色の薄葉のはタイプ差や栽培環境の違いで済むのか?と思っていました。その本は持っていないのですが、Kewが出したAloes:The Definitive GuideのA.sakarahensisの項目に一寸気になる記述があります。’When comparing his A.(Lomatophyllum) propagulifera with related species,Rauh(1998b) misinterpreted Perrier's(1926) description of A.(Lomatophyllum) prostrata,with which it is actually synonymous. Despite the characters being clearly presented, Rauh applied Perrier's epithet to a quite different taxon, which has since been described as A.sakarahensis.’
また、Rauh & Mangelsdorffが2000年に記載したA. prostrata ssp. pallidaはその後A. sakarahensis ssp. pallidaのシノニムとされています(The Plant List)。
A.sakarahensisと最近出回っているA.prostrataはそっくりだなあ・・・と思っていたのですが、もしかしたらこの辺りが関係しているのかもしれないと思ってコメントしてみました。情報になるかどうかわかりませんが・・・。
Commented by eriospermum at 2014-02-25 20:38
roka79さん>
情報ありがとうございます。
僕もその本を持っていないので書き込みしていただいた本からの引用文の前後の記述も凄く気になるのですが、
ラウがペリエの記述を誤解して比較検討したあたりから色々問題が発生しているところがあるようですね。
やはり、猿も木から落ちるのかw

書き込みをいただいた後もあらためてちょっと調べてみました。
が、得られる情報が限られていて再び頭が混乱していますw
でも今一番必要としている情報がはっきりとしました。
それは、
1) Aloe prostrata と Aloe prostrata subsp. pallida の違い。
2) Aloe sakarahensis と Aloe sakarahensis subsp. pallida との違い。
3) Aloe prostrata subsp. pallidaとAloe sakarahensis subsp. pallida はシノニムだけど、
Aloe prostrata と Aloe sakarahensis はシノニムのか別モノなのか。
これがしっかり図や写真付きで把握出来る書籍(情報)等が入手出来れば今のモヤモヤがすっきりするんでしょうね。
Commented by eriospermum at 2014-02-25 20:42
上の続き。
僕のところには Lomatophyllum prostratum の名で入手したものに、今回とり上げた地模様のある緑色のタイプと赤銅色系の無模様のタイプのモノとがあるのですが、地模様のある緑色のタイプをLomatophyllum prostratum、赤銅色系の無模様のタイプを Aloe sakarahensis なのかなと思って来ていました。
本来どれがどこに当てはまるんでしょうね。
それともそう単純な話じゃなくてまた違った種名とかも絡んで来るのかな〜(謎
Commented by roka79 at 2014-02-25 23:47
>eriospermumさん
Aloes:The Definitive GuideのA.sakarahensisに関する前後の記述では他に問題になるようなことは書かれていません。ラウが誤解して両種を混同してしまった事がその後の混乱した流通の原因なんでしょうね。
1)と2)については、とにかくAloe sakarahensis subsp. pallidaの情報が少ないことが問題で・・・。3)については、少なくともAloes:The Definitive Guideでは別種としてどちらも載っていて、模様のある緑葉(with many confluent whitish to greenish spots and streaks)のがプロストラータ、薄い葉の無模様のがサカラヘンシスとされています(掲載画像は日陰なので緑色っぽいんですが、説明ではchocolate-brown to dull greenと書かれています)。私も以前E社からプロストラツムとして輸入した株が茶褐色だった事が切欠でeriospermumさんと同じ考えになってきていましたが、どうなんでしょうね・・・。もっと詳しい方が居ればいいのですが。
Commented by eriospermum at 2014-02-27 04:52
roka79さん、コメントありがとうございます。
Aloes:The Definitive Guideでは別種としてどちらも載っているのですね。
その本の記述から考えると私たちが想像していたとおりの区別になりそう。
あとはもっと情報が手に入るようになってから確信をもつしかないですね〜。