Euphorbia adenochila
一番上の写真は中々紹介する機会のなかったソマリア産の小型ユーフォルビア、Euphorbia adenochila です。
めったに市場に出回らないレアなユーフォルビアでもあります。ていうか、欲しいと探す人の方がレアかもw
前にこのブログでも少し取り上げた事ある同じくソマリアに産する Euphorbia globulicaulis の近似種
とされているものでありますが、Euphorbia globulicaulis に比べて見た目は地味でパッとしませんw
はっきり言って観賞価値は無いに等しいです。ただ、良く比較観察すると双方の類似点が見て取れます。
両種共に四月中旬に花芽をあげてきていたのですが、その時期ちょうどインフルエンザにかかってしまい
双方の開花写真を撮る事出来ませんでした...。無念。 花の比較は出来ませんが植物体を並べましたのでどうぞ
良くと見比べて下さい。
Euphorbia globulicaulis S.Carter
Euphorbia globulicaulis は茎部が多肉的な球体を形成するのに対して、Euphorbia adenochila は表面が
木質化した塊茎状になっています。これは球体というより牛蒡状に地下深くまで達しています。半ば塊根
とも言えるかもしれません。
left : Euphorbia globulicaulis
right : Euphorbia adenochila
よくよく見るとなんとなく似ていますね。見た目の差異はありますが生長形態は非常に近いと思います。
Euphorbia globulicaulis 二株
最後の写真はグロブリカウリス二株。右の株もやっと活動始めました。今年はどんな風に育つかな。
が殆どで、心の片隅では「こんなん育ててどうするん?」
って気持ちがありました... w
でも、近似種とされるグロブリカウリスやロンゲツベルク
ローサ等と一緒に並べて育てていると進化の妙をひしひしと
感じます。育てる面白さはそこいら辺にありますでしょうか。
これらはexoでまれにリストにあがりますので更新時は要
チェックですよ〜。リストに載っても数がかなり少ないので
あっと言う間に売り切れになりリストから消え去ります。
僕はこの類はみな冬期は温床マットの上で管理しています。
温床マットで地面からある程度の温度が与えられている条件
で月に2度ほど軽いお湿り程度の水やりをしたりして完全に
根が乾かないような管理をしていると春の生長開始がスムー
ズです。成長期はEuphorbia adenochilaもEuphorbia globuli
caulisも結構たっぷり水を与えています。Euphorbia longetu
berculosaは乾かし気味の方が良い感じです。この種はたっぷ
り水をやると徒長しやすいので水管理は要注意です。