Pelargonium と Sarcocaulon
ありますがが、忙しくとも趣味の園芸ぐらいは中断せずに続けようと毎日少しの時
間を割いて植物の様子を見守り記録を取ったりするようにしております。
そんな折に、4月に到着した新参のペラルゴニウムやサルコカウロンが葉を茂らせ
花芽を膨らませ出し開花し始めました。疲労困憊の折、些細な事で心なごみます。
Pelargonium mirabile Dinter
到着時はつんつるてんの只の枝状態でしたが、12cm角の深鉢に植え付け後にわかに
葉を茂らせ始めました。四月の植え付け後しっかり水をやったのは二回程なのですが、
葉ももっさり茂ってご覧のとおり。中々良い姿を見せてくれています。花はexoの
見本写真よりも花弁の地の色が濃いピンク色でした。2cm程の小さい花ですが葉の
美しさや光沢感ある茎の質感と相まって中々華やかで美しいです。写真を撮った今日
現在ではまだ6花しか咲いていませんが、蕾もまだまだいっぱい付いていますのでこれ
からしばらくは開花を楽しめそうです。タイミング良く満開時に写真を撮れたらばまた
あらためて写真をupしようかとも思っています。
Sarcocaulon vanderietiae L.Bolus
こちらは葉が付いた状態で到着していた物なのですが、植え付け後程なく落葉し
ほとんど全ての葉が新葉に入れ替わりました。写真では判りにくいですが四方に
伸びた枝のそこかしこに花芽ができています。写真の一輪の花はこの株の我が家
到着後の初花です。クリームがかったオフホワイトの花の大きさは直径3cm強。
この種は枝も細く葉姿も平凡で貧弱ですが花が群開したら見事ですよね。楽しみ。
今日取り上げた二種やこの春に導入したペラルゴ・サルコの類は、以前にも栽培
経験ある物ばかりです。一見強健そうに見える種が意外に弱かったり、S. vande
rietiae のように細いのに強かったりと性質は色々ですが、この類の現地物はおし
なべて皆国内実生ものよりはるかに繊細。順調に育っているようであってもちょ
っとした管理ミスで気が付いたらば枯れ木に...ということが過去しばしばありま
した。今回の導入物は皆根出しは上手く行った様なので一安心していますが、
今後の最初の問題は来日して初の夏越し。酷暑中蒸らさぬよう気を付けねば... 。
茎の質感も独特で見ごたえある良い種だと思います。
今度の機会には是非。花は個体差が結構あるかと思います。
上で変な書き方しましたが、S. vanderietiaeをくさしている
訳ではありません... w この種は僕も大好きで自家採種出来る
ようにと2株購入したしだいでもあります。
Alluaudia comosaを連想させる様な葉姿も好きなポイントです。
S. vanderietiae はこれからの暖かい時期も生長したりするん
で暑さに強い夏型っぽい分寒さには弱いのでしょうね。
実生のリトライの成功を祈っております。